今月中旬、富山県高岡市に出張しました。地元の女性たちがプロデュースした富山の食べものと暮らしの総合見本市で講演するためです。クールジャパン機構が発足してから、私は記者団の取材に「地方発世界にの実現」を訴えておりますがルフトハンザリモワ アルミニウム 【28L】【ビジネストローリー】【2輪】、講演ではその理由を地元の方に説明しました。都内にある各県のパッとしないアンテナショップ出店を目指すより、いっそ世界市場を目指しませんかと発言したら、県のアンテナショップ担当から挨拶されてしまいました。
富山県にまだ埋もれた優れものや美味しいものがあるのではないかと期待して出かけましたが、見本市では感動もののブースがいくつかあり、まだまだ日本には隠れた優れものがあると実感、これをなんとかクールジャパン機構のサポートで世界につなげたいと思いました。
写真は、松屋銀座7階にもショップがある高岡市の株式会社能作の本社前、シリコンの型から取り出したばかりの錫(すず)の伸び縮み自由のバスケット、研磨作業場、そして同社ホームページに掲載されている人気商品。もうすぐ創業百年を迎える能作はもともと鋳物の下請け工場だったそうです。しかし、下請けのままでは将来がないと考えた社長が自社の技術を活用してリビング雑貨のブランドを立ち上げ、いまでは来日する各国要人へのお土産にも使われる格好いいメードインジャパン品を直接販売しています。
地方に根付いた伝統技術をブラッシュアップし、外部のデザイナーにデザインを考案してもらって格好いい商品を開発、下請け製造業から製造小売業に転じて世界にも出荷する。こういう流れを全国の製造産地でいくつ作れるか、地方生まれの優れもの、美味しいものを世界市場につなげられるか、地方の中小企業に100%輸出リスク負わせずにどうサポートするか、これがクールジャパン機構の重要な使命だと私は考えております。そうすることで、「うちもやってみようか」と海外市場での展開に前向きに取り組んでくれる中小企業が現われたら、日本の地方都市はもっと元気になるでしょう。
高岡での宴席で地元の行政責任者や地方銀行幹部にも申し上げましたが、「地方発世界に」を具現化するためには各県や市町村、地域にネットワークがある地方銀行や信用金庫との連携も必要です。みんなで力を合わせて「地方発世界に」を目指せば、疲弊する一方の地域の製造産地はいずれ活性化し、駅前商店街のシャッター街の様相は変化するのではないでしょうか。私は「やる気のある地方銀行の幹部に会いたい」と記者団に強調していますが、なんとか彼らの力を借りて「地方発世界に」の成功事例を1つでも多く作りたいです。
同じようにコンテンツ関連ビジネスでも、小さなプロダクションやデザイナー、アニメ作家、ミュージシャンや漫画家たちが制作している作品をいかに掘り起こしてグローバルビジネス化するか、彼らにリスクを100%負わせることなく単発ではなく連合体としてどう世界市場につなげるのか、これも重要な仕事です。世界にコンテンツの発信拠点となる、あるいは優れものを販売するプラットホームをセットし、日本のデザイン、味、職人ワザ、おもてなしやサービス、納期を守る生真面目さを伝えて日本のイメージをあげ、海外からの旅行者を増やすことができればいいなあと思います。
年明け早々、私も投資チームと一緒に海外視察に出掛けます。まずは日本の優れものやコンテンツを発信する拠点づくり、プラットホームをどの国にどういう形態でどうれくらいの規模で設置するのが有効かを探る出張です。確かな受け皿がないまま「世界に行きましょうよ」と無責任に勧めることはできません。ちゃんとしたプラットホームをセットして、そこに補給路のレールを敷いて呼びかけねば、「地方発世界に」は絵に描いた餅になってしまいます。コンテンツビジネスも同様、海外に発信拠点を作らずして「世界に出ましょう」とは言えません。クールジャパン設立に深く関わっリモワ ルフトハンザ エレガンス コレクション マルチウィール ボードトローリー, オリエンタルレッド【34L】【4輪】た政府関係者に、プラットホーム作りにはかなりまとまった金額の投資が必要と説明していますが、しょぼいプラットホームでは発信力は期待できません。まずはしっかりした拠点を早く設置したいです。
8月上旬のアメリカ西海岸の市場視察から戻ってから年末までの4ヶ月半、わが生涯でもこれほどハードスケジュールは経験したことがない毎日でした。1985年にCFDを設立したときも怒濤の日々を経験しましたが、それとは全く比較にならない超、超、超、忙しい毎日。小さな個人会社を起業するならもう少しマイペースで仕事できるのでしょうが、国の政策として新しい組織を立ち上げるのは本当に大変、自分のペースで仕事できません。
クールジャパンの法案に関わった政治家の先生たちや新会社設立に関わったお役所や出資企業への挨拶回り、まずこの数が凄かった。政府系の各委員会での報告や所信表明、プロ集団を早く作るためのスタッフ面接、案件を持ち込む企業やグループのプレゼン、多数の内外メディアの取材、PRのためのイベント参加、そして発足イベントの準備と先月末の開催、いろんな方にやっていただいた数々の激励会と、連日分刻みのきついスケジュールでした。事務所のイスを温めるヒマのない数ヶ月、まさかこの年齢になって生涯で一番の忙しい日々を過ごすことになるなんて...。
挨拶回りも取材もほぼ終了、年明けからはじっくり戦略を立てる時間が持てるでしょう。発信拠点探しの海外出張も埋もれた優れものを掘り起こす国内地方巡りも、年明けから開始できそうです。国会の先生方やお役所幹部からは「民間主導で思い切りやってください」と激励されていますので、新年は日本のイメージアップのために大暴れしたいですね。
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