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Thursday, April 10, 2014

アディアム、新宿伊勢丹で美の多面性にフォーカス

デザイナー前田華子率いる「アディアム(ADEAM)」は、14SSコレクションを紹介するポップアップショップを伊勢丹新宿店本館3階ザ?ステージ#3にオープンする。会期は4月9日から15日まで。日本の梅雨の訪れを感じさせる紫陽花からインスピレーションを得た14SSコレクションは、シルクシフォンやアイレットモチーフ、紫陽花をモチーフとしたプリントのテキスタイルなどが登場。カラーは淡いブルーやグラスグリーン、ピーチといったパステルトーン。前田は、“綺麗な花には棘がある”という言葉のように、美しさに秘められている多面性にフォーカスしたという。

同店限定アイテムとして、紫陽花をモチーフとしたカットソー(2色/5万3,704円)を販売。期間中、7万円以上購入でオリジナルギフトがプレゼントされる。2011年に上梓した『中国化する日本』が話題をさらい、その後も注目を集め続ける日本史研究者?與那覇潤氏。そんな氏の待望の新著が『日本人はなぜ存在するか』だ。愛知県立大学での講義をまとめた一冊だが、内容は歴史学のみならず、心理学や社会学など多様な方法論から、これまで流布してきた日本人論を再検討するものだ。授業で反響が大きいのは、昭和30年代の再解釈。多くの人は『古きよき時代』を連想するけれども、実ZEROHALLIBURTON ゼロハリバートン スーツケース ZRZ20-GM ガンメタリック際には自殺や凶悪犯罪の発生率が戦後で最も高く、ストライキなどの労資紛争も一番激しかった時期でした。しかし、私たちはその後に高度成長が来ることを知っているので、当時の人々はきっと前向きな夢に溢れていただろうと錯覚してしまう。

講義は教養科目のため、受講者には理系の学生もいます。そうした中で、歴史学者として何を伝えるのが彼らのためになるのか。私は単なる日本史の知識ではなく、歴史、さらには物事すべてを「疑う力」を教えようと思いました。そこで、最も身近な「日本人」を題材に、「『日本人』の定義は何だと思う?」という問いかけから始めたのです。国籍なのか、言語なのか、出自なのか…。一見自明の理とも思える「日本人」の輪郭は、実は確たるものではないのです。 歴史とは「後になってから振り返る」ものである以上、当時の人々ではなく現代人の視点で書き換えられてしまう可能性が常にある。一方で逆に、「未来は絶対こうなるはずだ」と現在のわれわれが思い込むことで、かえってその思い込みどおりの結果を呼び込んでしまうこともあります。

人間は、知らず知らずのうちに自分たちの「認識」によって、現実を作り上げている。このしくみを社会学では、「再帰性」と言う私たちの目の前の物事すべては再帰的です。たとえば日本列島上にヒトの群れが物理的に存在するだけではなく、国籍制度や日本民族の概念を認識することを通じて、はじめて彼らは「日本人」として出現します。我々の社会に本来自然なものはない――これが本書のメッセージです。しかし日本人なんて共同幻想に過ぎないといった、ネガティブな結論を出すつもりはありません。むしろ逆に「日本人」が再帰的に作り上げられた存在だからこそ、その輪郭やイメージは、私たちの選択でいくらでも変えることが可能なのです。日本という国や社会をどんな存在として作ってゆくかは、我々自身の手にかかっているのです。

歴史もやはり、再帰的に作られたものだ。そのことを意識すれば、また異なった歴史の見方ができる大河ドラマを見て黒田官兵衛が好きになったとしましょう。このとき、ドラマのイメージ通りの官兵衛像を期待して歴史の本を読むというのが、通常の読書法。しかし学問的な歴史研究の醍醐味は、そういった先入観を覆すところにあるんですね。むしろ実際の官兵衛とドラマの官兵衛の違いの方に注目し、なぜ私たちはいま、現実の過去ではなくドラマで描かれた過去のイメージの方を欲求しているのか、を考えてみれば、歴史と現在の双方が同時に見えてきます。そういう歴史の楽しみ方も、今後は伝えてZEROHALLIBURTON ゼロハリバートン スーツケース ZRZ20-BK ブラックいきたいですね。『史論の復権』でも対談しているNHKプロデューサーの屋敷陽太郎氏をお招きして、末尾にある「大河ドラマの歴史像」について考えなおすイベントを、2014年5月7日(水)に愛知県立大学(長久手キャンパス)で行います。詳しくはこちら(PDF)。  

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